Kazuki Oishi

重力レンズ
クエーサー・ストーンズ

アルミフレーム・ドローイング・インクジェットプリント・ポリイミドフィルムにアルミ蒸着 421×595mm 2023

1979年のクエーサーの観測で初めて重力レンズが発見された。重力レンズは、大質量の銀河などの重力の影響で空間を歪ませ、100億光年も先の極めて微弱な光を増幅させる天然の望遠鏡だ。空間の歪みによって1つの光源が幾つもの光で観測される。それぞれの光は別の道筋を通って観測されるため、同じ光源でありつつも数ヶ月の時差がある姿が同時に観測される例もある。 ポリイミドフィルムにアルミ蒸着が施された外装をもつハッブル宇宙望遠鏡は、重力レンズを使って数多くの発見を達成している。

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